2021/08/25
Q.新型コロナウイルスに社員が感染後、回復した場合、どのように会社に復帰させればよいでしょうか?
迎える際に企業側が気をつけることなどあれば教えてください。
A.以下2つの条件を満たした上で、診察医や保健所の指示に従い、無理なく職場復帰をさせましょう。
日本渡航医学会と日本産業衛生学会が公開した「職域のための新型コロナウイルス感染症対策ガイド」による職場復帰の目安は、以下2つの条件が挙げられます。
発症後(ないし診断確定後)に少なくとも 10 日が経過している。
解熱後に少なくとも72時間が経過しており(a)、
発熱以外の症状が改善傾向である(b)。
(a)解熱剤を含む症状を緩和させる薬剤を服用していない
(b)咳・倦怠感・呼吸苦などの症状
(ただし味覚・嗅覚障害については遷延することがある)
上記の条件をいずれも満たす状態で、診察医や産業医等から職場復帰に関する助言を受け職場復帰をさせましょう。
また、復帰に向けての「陰性証明書や治癒証明書」の請求は、医療機関等への負担がかかるためできるかぎり控えましょう。そして職場復帰後は、日常的な健康観察、マスクの着用、他人との距離を適切に保つなどの感染予防対策を従来通り行なってください。
※参考資料
職域のための新型コロナウイルス感染症対策ガイド 第5版(修正済)
https://www.sanei.or.jp/images/contents/416/COVID-19guide210512koukai0528revised.pdf